パレスチナ学生基金 公開講演会


『イスラエルの軍事地域マサーフェル・ヤッタを歩く』のご案内


パレスチナ学生基金では、この度公開講演会を下記の要領で開催することとなりました。
慶應義塾大学三田キャンパスで開催しますが、オンラインでの配信も行います。
皆さまのご参加を心よりお待ち申しております。

〈講演者〉 川上泰徳(かわかみ・やすのり)
  中東ジャーナリスト、元朝日新聞中東アフリカ総局長

〈講演タイトル〉イスラエルの軍事地域マサーフェル・ヤッタを歩く

〈日時〉2025年6月15日(日)14:30~17:20

〈会場〉慶應義塾大学三田キャンパス 東館6階G-lab
  地図やアクセス情報はこちら
   東京都港区三田 2-15-45
(最寄駅は田町駅(JR山手線/JR京浜東北線)徒歩8分
    三田駅(都営地下鉄浅草線/都営地下鉄三田線)徒歩7分
    赤羽橋駅(都営地下鉄大江戸線)徒歩8分など)

※ 当日は日曜日のため東門が閉まっております。正門(南門)からキャンパスにお入り頂き、中庭から渡り廊下を通って、東館3階自動ドアからお入りください。

〈開催形式〉ハイブリッド形式
一般公開、参加無料

*前日までに、こちらから参加登録をお願いいたします。
参加申し込み(Googleフォーム)

〈講演者紹介〉
中東ジャーナリスト。元朝日新聞記者で、中東アフリカ総局長、編集委員・論説委員など歴任。カイロ、エルサレム、バグダッドに駐在し、パレスチナ問題、イラク戦争、「アラブの春」、シリア内戦などを取材。中東報道で2002年度ボーン・上田記念国際記者賞。2015年からフリーランス。主な著書に「ハマスの実像」(集英社新書)、「シャティーラの記憶 パレスチナ難民キャンプの70年」(岩波書店)、「戦争・革命・テロの連鎖 中東危機を読む」(彩流社)など。イスラエルのパレスチナ占領を問うドキュメンタリー「壁の外側と内側」を近く劇場公開。
Xアカウントはこちら→ こちら。

〈企画の趣旨〉今年の3月、パレスチナを舞台にした映画『ノー・アザー・ランド――故郷は他にない』が、第97回アカデミー賞の長編ドキュメンタリー映画賞を獲得しました。イスラエル人のユバール・アブラハムとパレスチナ人のバーセル・アドラーの共同監督で、2023年10月までの4年間にわたり撮影されたドキュメンタリー映画です。映画はイスラエル軍の占領下にあるヨルダン川西岸地区で暮らすパレスチナ人の生活と占領の実態を描いており、受賞の直後にパレスチナ人監督が入植者に襲撃され、当局に拘束されたことからも注目を集めました。

本講演会では、パレスチナで長く取材を続けて来られたジャーナリスト川上泰徳氏から、映画の舞台であり、コミュニティーのほぼ全域がイスラエル軍の管理地域(軍事演習場)になっているヨルダン川西岸のマサーフェル・ヤッタの状況を、取材の画像・映像を交えてお話し頂きます。ガザ地区のように戦闘が起きていない地域でも、住宅破壊や学校破壊などの形で、同様にパレスチナ人の排除を目的とした占領政策が展開されている実態を知り、考える貴重な機会となります。奮ってご参加頂ければさいわいです。



*正しく参加登録が完了すると、登録内容のコピーがメールで送信されます。
*オンライン参加の場合は、Googleフォームに表示されるリンクからzoom参加の登録をお願いいたします。 参加用のURLはメールで届きますので、ご確認ください。
*その他の不明点などは、お手数ですがパレスチナ学生基金の事務局宛にご連絡をお願いいたします。