パレスチナ学生基金 公開講演会


『国際司法裁判所(ICJ)、イスラエルにジェノサイド防止の暫定措置命令―南アフリカによるイスラエル提訴の意味を考える』のご案内


パレスチナ学生基金では、この度公開講演会を下記の要領で開催することとなりました。
慶應義塾大学三田キャンパスで開催しますが、オンラインでの配信も行います。
皆さまのご参加を心よりお待ち申しております。

〈講演者〉 長 有紀枝(おさ・ゆきえ)
  立教大学大学院社会デザイン研究科教授、難民を助ける会(AAR)会長

〈講演タイトル〉国際司法裁判所(ICJ)、イスラエルにジェノサイド防止の暫定措置命令―南アフリカによるイスラエル提訴の意味を考える

〈日時〉2024年6月2日(日)14:30~16:30(開場14:00)

〈会場〉慶應義塾大学三田キャンパス 南校舎4階447教室
  地図やアクセス情報はこちら
   東京都港区三田 2-15-45
(最寄駅は田町駅(JR山手線/JR京浜東北線)徒歩8分
    三田駅(都営地下鉄浅草線/都営地下鉄三田線)徒歩7分
    赤羽橋駅(都営地下鉄大江戸線)徒歩8分など)

〈開催形式〉ハイブリッド形式
一般公開、参加無料

*前日までに、こちらから参加登録をお願いいたします。
参加申し込み(Googleフォーム)

〈講演者紹介〉
東京大大学院博士課程修了(博士)。国際協力NGO難民を助ける会(AAR)にて、緊急人道支援や地雷対策に携わったのち2008年より同理事長、2021年より同会長。2009年より立教大学教授。主な著書に「入門 人間の安全保障-恐怖と欠乏からの自由を求めて 増補版」(中央公論新社2021年)『スレブレニツァ あるジェノサイドをめぐる考察』(東信堂2009年)など。
ホームページはこちら。

〈企画の趣旨〉昨年10月のパレスチナ武装勢力による奇襲攻撃から始まったイスラエル・ガザ戦争では、ガザ地区に対する激しい軍事攻撃が続き、多くの民間人の死傷者が出ています。こうした状況を受けて12月29日、南アフリカはイスラエルが「集団殺害罪の防止と処罰に関する条約(ジェノサイド条約)」の義務に違反しているとして、国際司法裁判所(ICJ)にイスラエルを提訴しました。これに対してICJは1月26日、暫定措置命令を発出し、イスラエルに対してジェノサイド行為を防ぐための「あらゆる手段」を講じるよう求めました。現在も継続中のこの裁判は、パレスチナの情勢を人道の観点から捉え直し、どのように関わることができるのか、また戦闘時において守られるべきルールとは何なのか、考える重要な契機となります。
本講演会では、ICJの判断について『世界』4月号にもご論考を寄せられた立教大学教授で、難民を助ける会(AAR)会長の長有紀枝さんからお話を伺います。ジェノサイド問題の専門家であり、長年人道支援に携わられてきた立場から、パレスチナとイスラエルの間のこの戦闘とICJの判断をどう考えるべきか、示唆を頂く貴重な機会となります。奮ってご参加頂ければさいわいです。



*正しく参加登録が完了すると、登録内容のコピーがメールで送信されます。
*オンライン参加の場合は、Googleフォームに表示されるリンクからzoom参加の登録をお願いいたします。 参加用のURLはメールで届きますので、ご確認ください。
*その他の不明点などは、お手数ですがパレスチナ学生基金の事務局宛にご連絡をお願いいたします。